【草月陶房 × 里山】創作体験コンテンツ – Misaki Creators

【草月陶房 × 里山】創作体験コンテンツ

 

越前に受け継がれる共生と創造のキーワード「ifu-on」

ありのままの里山を体験し、竹や野花で表現

地球の未来を生きるための共生と創造のキーワードが、越前の里山に生きる人たちの中に、静かに受け継がれています。

それは「畏怖」「恩」=ifu-on。

MISAKI CREATORSを運営する株式会社Ex SATOYAMAの企画プロモーション部門「SATOA」は、いけばな草月流の「草月陶房」様とコラボ。里山を探訪しながらifu-onの世界観を竹や野花を使って表現する体験コンテンツを開発しました。

旅行者ら一般の皆さまも参加いただけるサービス商品として準備中です。調整が終わり次第、販売を開始します。

――― コンテンツifu-onについて ―――

体験のメインは、里山に生息する野花に竹を組み合わせたいけばなの創作です。

普段入ることができない里山の森や暮らしに溶け込みながら、人々の営みに宿る自然への畏怖の念や恵みへの感謝を体感。

草月陶房様のスタッフたちと一緒に表現します。

冒頭の動画と次の画像は、地域の特別な協力を得て越前市安養寺町の仏教・浄土真宗寺院「専応寺」様で行った、モデル的取り組みの様子です。

皆さまにご案内する体験の舞台は、陶房のある越前町内の里山。安養寺と同じ里山文化圏にあります。

越前焼という古くからのものづくりとともに、里山の原風景的な美しさや人々の営みに出合える土地。

そして、仏教の真宗王国としても知られるこの地特有の宗教観。八百万の神に象徴される古くからの自然観も絡んだ独特の精神風土が現代に息づいています。

次の画像は四季の色彩に包まれる陶房園庭のオブジェ。

草月流歴代家元の作です。

家元たちは、自然の中から感じ取ったエネルギーを自由な発想で創作につなげてきました。

その一人が陶房の創設者で映画監督としても知られた三代家元・勅使河原宏さん(1927~2001)。

陶房スタッフの岸本光越さんは、師の姿をこう振り返ります。

「自然の模倣はきらう。

だけど、動機となった自然のパワーには、ものすごく畏怖の念を持っていた。

形というだけではなく、大地がつくりだす植物に力を与えて作った形っていうものを自分の作品に導いていった」

(※冒頭の動画参照)

草月流といえば、竹を使った華麗な作品で知られます。

流派の象徴ともいえる竹は、この地の里山に多く、タケノコの生産では全国的に有名。手入れされた美しい林も数々見られます。

コンテンツでは画像にある林をご案内。足を踏み入れると、自然と創作のエネルギーが沸いてくるのを感じます。

宏家元は、陶房のある旧宮崎村が刊行した冊子で、こう綴っています。

「ここを往来する四季は単なる自然と違って、いつも私に人間としての関わりを意識させる素晴らしい生きた自然なのです。

たんぼのはるか彼方に展開するなだらかな丘と千変万化するダイナミックな大空の光景は心の閉塞をゆさぶり、大きく開放する大芸術の感動となって私にせまるのです」

前衛芸術の巨匠をも引き付けたこの風景。

コンテンツでは、里山の自然を探訪しながら、巨匠が求めた自然のパワーを解き明かしていきます。

探訪先の一つが小熊谷(こくまだん)。

陶房の西、越前海岸線に立ちはだかる標高約600㍍の厨城山の山麓に位置し、里山の豊かな自然を体感できるエリアです。

森の中の斜面には、全長数㍍~10数㍍の筋状の窪みが幾重にも刻まれています。

中世に越前焼の陶工たちが造成した穴窯の跡です。

中世から変わらぬ形状のまま、煙だしの穴がぽっかりと開いた地表。

大地の上に、ナラの林が四季折々の表情を輝かせます。

古くから変わらぬ森の表情は、日本遺産である「日本六古窯・越前焼」の構成文化財にも選ばれています。

コンテンツでは、この地における先人の営みを誇りに思い、森を献身的に手入れする古老・西野哲治さんとも交流。

「森の達人」西野さんが手入れする木々に囲まれるように、田んぼが段々と細長く続き、秋には金色の稲穂に包まれます。

日本人の主食である米です。

西野さんが守る森の水辺には、絶滅危惧種に数えられるハッチョウトンボが小さな羽を揺らします。

このあたりでは、お米の自然栽培や減農薬栽培といった農家さんの努力も重なり、小動物たちにやさしい山からの澄んだ水が守られているのです。

この水辺付近の高台で西野さんが育てているのは、古窯の森のドングリから生長させた幼木。

これらはまさに、共生のシンボルです。

コンテンツの参加者には、1家族やグループにつき、20本ほどある幼木の1本を提供。

老木化した古窯の森のナラの木を切って、植樹します。

そして、里山の森を元気な若木に生まれ変わらせていきます。

つまり、森の循環の再生。

さらに森の脇で薪をつくって燃料にしていきます。

森で過ごした後は、昔ながらの風情を残した西野さん宅の居間でゆったりと休憩し、会話を楽しんでいただきます。

きっと西野さんの姿や言葉の中に、この地に息づく畏怖の念や恩といったものが感じられるはずです。

そして、創作のエネルギーも・・。

このように、ありのままの里山の自然や生活文化に浸りながら、それぞれの想いを体現する創作を草月陶房の岸本さんらスタッフとともに進めていきます。

探訪で得た「パワー」をもとにデザインを描いた後、まず竹を切って陶房で組み立て、野花をいけていきます。

完成したオブジェを備える場所は、参加者それぞれが里山を探訪する中で感度高く芽生えた「恩」を体現する空間。地域と調整し、対応します。

これら体験メニューの日程や内容(詳しい構成)は、お申し込みの際に調整させていただきます。

――――― OPTION ―――――

◆OPTION1 食の恵みと感謝

自然からの恵みである米や野菜、山菜。

これら素材を昔ながらの知恵をもとに引き立て、作られる料理を体験するお食事の機会をオプションでご用意します。

一例として、次の画像はSATOAが過去に地域の女性たちに依頼し、制作いただいたお弁当などです。

お料理の内容は、昼食や夕食、その時々の素材や作り手、会場とのマッチング次第で変わってきます。

お申し込みの際に調整させていただきます。

お料理をいただく休憩場所候補は、地域の古民家です。

OPTION2 土と炎。太古のものづくり

日本列島の中ほどに位置する越前には、薪窯を使った古くからの作陶の営みが里山の自然や風土とともに原風景的に現代に息づいています。

地球最古ともいわれる東アジアの土によるものづくり。

その原点となる粘土の採集と野焼きを、コンテンツifu-onのオプションに加え、体験の機会を提供します。

会場は小熊谷の「古窯の森」を計画しています。

◆OPTION3 越前和紙の手漉き体験

体験会場は、手漉き和紙としては国内最大を誇る岩野平三郎製紙所様。

近代日本画の岡倉天心をはじめとする日本画の巨匠たちの画材の数々を提供してきたことで知られます。

◆OPTION4    ZEN+地酒

大本山永平寺でZENを体験.

大本山御用達の清酒「越前岬」醸造元・田辺酒造様で日本酒を仕込む酒蔵内の様子を見学し試飲いただきます。

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詳しい内容が固まり次第、当ページに商品をアップいたします。

(※動画・静止画および文面等の企画・制作は「SATOA」)


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