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Misaki Creators — 新企画

越前が誇る海の美味とお酒。「岬」からお届けします。

投稿者 :TakanoriYamauchi on

越前が誇る海の美味とお酒。「岬」からお届けします。

「四季の頒布会」スタート。多くの申し込みに感謝。 日本酒がひやおろしの時季を迎える9月、越前岬沖の海では底引き網漁が解禁されました。待望の秋魚シーズンの到来です。 16日(金)も青い海の向こうから、美味を満載した船が次々と越前魚港へ戻ってきました。 そして、威勢のいいセリ人の掛け声。 実は、岬クリエイターズにとって、記念の日でもあります。 福井県内の事業者様とともに、昨年の冬から長い時間をかけて計画・調整してきた待望の企画がスタートしたのです。 越前が誇る資源である海の幸を、全国で人気が高まる福井の地酒とともに国内各地にお届けする頒布会です。 詳しくは、コレクション欄(次のURL)をご覧いただければと思いますが、概要を以下にも紹介させていただきます。 https://misaki-creators.myshopify.com/collections/echizen-misaki-four-seazons-distribution   ◆◆◆ 下の写真は、福井県最大の漁獲量を誇る越前漁港。 そして、その奥にあるのが越前岬周辺の断崖絶壁。越前・加賀海岸国定公園の中核ともなっている景勝地です。 岬クリエイターズの拠点は、この断崖の上の梨子ケ平集落にあります。 実は、この「越前岬」を銘柄にした清酒の醸造元が福井県内にあるのです。 大本山・永平寺御用達としても知られる田辺酒造有限会社(永平寺町)。 日本酒本来の味を大切に守りつつも現代流に引き立てて、全国に根強いファンを抱える酒蔵です。 そんな蔵元とともに「岬」の資源を切り口に立ち上げたのが、お酒と海の幸を組み合わせた「四季の頒布会」です。    ◆◆◆ 新鮮な海の幸は、酒の肴としても格別です。 頒布の出発点は、秋魚を象徴する味覚である甘えび。 冬は味覚の王者・越前がにのせいこ。 2023年春はハタハタの一夜干しに、高級魚・ノドグロの笹漬け。 夏はサザエに、漁師まちに受け継がれる「塩いか」。 四季それぞれの味覚を、魚の目利きで定評のある越前漁港前の小松鮮魚店さんから水揚げ直送でお届けします。 これら海の幸と引き立て合うお酒を、蔵元が特別に仕込んでいくのです。 四季いずれも頒布会限定の特別なお酒。 まさにスペシャルな組み合わせの企画となります。 その上に、四季を通じて通年でお申し込みいただくと、料金が割り引きとなるほか、現代の名工作の越前焼ぐいのみがプレゼントされます。    ◆◆◆ スタート前から、この企画を知った方が首都圏を中心に遠くは熊本まで全国からお申し込みいただいています。 多くが通年のご希望です。 反響の大きさに大変な励みを感じ、蔵元や鮮魚店主さんとともに初日の発送作業を行いました。 秋編の頒布期間は10月末までです。 期間中、発送日については、お申し込みいただいた皆さまから第1~第3まで三つの候補日をメールや電話でご連絡いただくなど、入念に調整させていただきます。 それに基づいて蔵元や鮮魚店さんと連絡を取り合い、クール宅配便でお送りするという作業を進めています。 できるだけ新鮮なお魚を、お酒とともにお届けしたいための作業です。 電話では、この企画を大変喜んでいただき、到着を楽しみにしているという、ありがたいお言葉をいただいています。まさに感謝です。    ◆◆◆ 売上高の2%は、越前水仙の里としても知られる越前岬周辺の上岬地区4集落に還元していきます。 集落の活性化(創生)や景観の維持継承につながる事業に活用していきます。 まさに、地域活性化タイプのビジネスモデルとして、福井県や越前町の地域創生事業のバックアップをいただきながらの立ち上げとなっています。 福井県立大学地域経済研究所の杉山友城准教授とも、越前水仙の里活性化研究の一環として連携。 息長く地域に経済性を還元できるようなプロジェクトに発展するよう、運営を進めていきます。 福井県の「美食福井」プロジェクトともタッグを組ませていただき、甘えびなどの画像を発信素材として活用させていただいております。 次のおいそうな2枚の写真がその一つです。 越前町観光連盟さんとは、頒布会に関連したツアーも企画していきます。 多くの皆さまの応援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

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越前和紙・伝統の「水玉」。魅力を国内外へ! 試作品、無料で提供します。~みんなでつくるプロジェクト~

投稿者 :TakanoriYamauchi on

越前和紙・伝統の「水玉」。魅力を国内外へ! 試作品、無料で提供します。~みんなでつくるプロジェクト~

◆自然が織りなす美を追求。先人の技。 朱の中に点々と浮かぶ、白い玉のような模様。 「水玉」と呼ばれ、福井県の無形文化財にも指定されている越前和紙古来の紙漉き模様の一つです。 次の写真は作業中の風景。 漉き舟の中で地紙を漉いた後、染料を流し込みます。 その上に水滴を放つと・・・。 落ちた勢いで、表面に幾つもの円形の空間。 漉き舟から取り出し、慎重に表面のシート「簀(す)」をめくると・・・。 その名の通り、水玉のような模様が和紙全体に、あでやかに浮かび上がります。 まさに、水と重力が導く自然の力を、巧みに引き出した装飾技法。 ~~~ ~~~ その魅力を国内外の多くの人に知っていただきたい。 そして、より身近に使っていただきたい。 そんな想いをもとに、岬クリエイターズでは、技を継承する岩野平三郎製紙所=福井県越前市大滝町=と連携。 社長の岩野麻貴子さんとともに、これまで10カ月余りにわたって、新しい商品づくりの可能性を模索してきました。 目指すのは、現代空間を彩る素材として、多くの皆さまに楽しく使っていただける品です。 その一歩として挑戦したのが、岩野さんがこれまで作ったことのなかった水玉の新しいカラーリング。 創作のモチーフとしたのは越前岬の自然や風土です。 海の青であったり、夕映えであったり、草原であったり…。 岩野さんが日ごろ制作している和紙は、ほとんどが無地だといいます。 それだけに、色表現という未知の領域へのチャレンジに、わくわくして臨んでいただきました。 次の写真は、海のブルーを表現した場面。 ブルーのみずみずしさが、たまらなく美しいです。 ◆まず5色が完成。 岩野さんは感性のおもむくまま、順次、漉いては乾燥させ、試作品を仕上げてくれました。 最終的に出来上がってきたのが、次の5色です。 カラー: ◆藍(あい)色      ◆弁柄(べんがら)色      ◆パステル オレンジ      ◆パステル グリーン      ◆パステル イエロー 日本の伝統色をもとに、パステルも交えて表現した試作の5色です。 いずれも素材は、コウゾとパルプそれぞれ50%。 その他使っているのは、水とトロロアオイ(ねり材)のみという、エコな製品です。 白い地紙との2層構造となっているため、裏を向けると、和紙の繊維越しに表面の色が透けて見えます。 ◆海の光にとけ込む。 6月に入った週末の午後、岩野さんは社員さんとともに、岬クリエイターズがある海の上の高台を訪れました。 そして、完成した試作品を広げてみました。 海の奥に傾く太陽の光を浴び、浮かび上がる表面のブルーやオレンジ。 それはまるで、ぷくぷく泡を立てる海の中であったり、朱色に染まった夕映えの海のような…。 岩野さんや手伝った社員さんの表情に、自然と、笑みが浮かびました。 光の透過による美しさもまた、和紙の魅力です。 背景の海のきらめきと絶妙のマッチングです。 ~~~ ~~~ もう一つの試みとして、岬クリエイターズの花壇に咲く黄色いバラにかざしてみました。すると、次のような彩りが・・・。 ◆商品化のアイデアをいただける方に 無料で提供。 この試作品をもとに今後、どのように、現代空間を彩る商品へと磨き上げていけばいいのか。 岩野さんや、連携するデザインディレクター、経済の専門家を交えて模索してきました。 その結果、この先は、SNSやオンラインショップを通してつながっている国内外の皆さまと、一緒に模索し具体化していく。そんな企画へと高めていけたらー。そう考えるようになりました。 そこで6月18日から、当ショップ商品欄に試作品一式をアップ。商品化のアイデアを寄せていただける方に無料で提供し始めました。 海外の皆さまには申し訳ございませんが、送料のみ一律3,000円をご負担願います。 試作品のサイズや点数は次の通りです。 サイズ:・約190㎝×約30㎝=各色2点     ・約190㎝×約90㎝=各色1点 いずれも着物の反物風に丸めて発送します。 折ってもよし、切ってもよし、絵や文字を書いてもよし。自由にお使いいただきながら、商品プランを出していただけると幸いです。 「和紙に決まった使い方はない。使い手の皆さまの想いとともに、製品として無限の可能性が広がっている。それが和紙の魅力」と岩野さん。 たとえば、下の写真は、古民家食堂を予定している梨子ケ平の明るい木調のテーブルに配した様子。 これを一例として、ご自身の生活空間や店舗、オフィスなどで実際に使いながら、メールを通して素敵なアイデアを募集しています。 新しい色展開の案もウェルカムです。 みんなで一緒に、クールに伝統の模様を発信していきましょう! メールでお気軽にお問い合わせください。 連係する岩野平三郎製紙所の歴史や製法の魅力は、次回のブログでさらに詳しくお伝えさせていただきます。

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