オリジナルグラス「MISAKI 夕映え」~越前海岸の夕焼けモチーフに2点完成~ – Misaki Creators

オリジナルグラス「MISAKI 夕映え」~越前海岸の夕焼けモチーフに2点完成~

投稿者 :TakanoriYamauchi on

 岬じまんプロジェクトのオリジナル商品第2弾として、グラス「MISAKI 夕映え」2点が完成しました。

 

モチーフとしたのは、越前海岸の夕焼けです。

西へ向かって海が広がる越前の海岸線。空気が透き通り、天気が安定する秋は、夕陽が美しい季節です。

 

上の写真は、越前岬から南へ数㌔の所にある厨城山の山腹から撮影した10月上旬の2点。

1点目は、若狭湾の奥へと傾く太陽にレンズを向けました。まぶしいオレンジ色の光。若狭や丹後の山並みが淡いシルエットを描きます。

2点目は、優しい夕映えの空に浮かび上がる越前岬です。切り立った岩壁。その上部の高台に、編集部を置く梨子ケ平があります。

何度見ても、壮大なこの海の風景には心を奪われます。この感動を多くの方にお届けしたいー。そんな願いを込めて今回企画したのが、グラス「MISAKI 夕映え」でした。

☆☆☆

完成したこの2点のグラス。

制作を手掛けたのは、ガラス造形作家の長谷川渡さんです。 

長谷川さんは、この越前海岸の出身。

越前岬から海岸線を北へ進んだところの福井市鮎川町に、ガラス工房「ワタリグラススタジオ」を10年前に開設しました。

黒塗りのおしゃれな工房。

長谷川さんは、目の前に広がる海の表情からインスピレーションを得て、妻・陽子さんや若いスタッフとともに創作に取り組んでいます。

海は一面が透き通るようなブルーの日もあれば、雨や曇りでグレーに染まる日も。冬は荒波とともに風雪が打ち寄せます。その日1日においても、太陽の傾きで刻々と色彩が変わります。

求める海の表情は無限であり、「追いかけても到達できない存在」だといいます。

でも、「いつも必ず目の前にいてくれる安心できる存在」だとも。

仕事を終えた夕方、長谷川さんは工房の前にたたずみ、海をぼーっと眺めます。

あかあかと燃える炉に向かって、全身の筋力と集中力をみなぎらせて創作に打ち込んだ、その日の力を景色と共に解き放つ瞬間です。

陽が水生線に近づくと、一面がオレンジ色に包まれます。

やがて空は茜色に。「海の色の数は1万ではきかない」と表現するほどに、あふれんばかりに変化する色彩は、創作意欲をかきたて、あすへのモチーフとなります。

 

そんな心に刻まれた夕映えの象徴的なシーンを、長谷川さんはグラス2点に写し取ってくれました。

「MISAKI 夕映え」Ver.1とVer.2です。

10月は各限定4点の販売。詳しくは商品欄をご覧ください。


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