5月から全品「皆さまとともに景観をつくる商品」に ~売上の2% 還元~
投稿者 :TakanoriYamauchi on
「きれいで、かわいい。毎日ここを歩くのが楽しくなったよ」
4月末、岬クリエイターズのある棚田水仙館横の花壇。
梨子ケ平集落から散歩に訪れた高齢の女性の方から、お声かけいただいたことが嬉しかったです。
5月5日の作業中も、そうでした。
花の苗を植える小さな一歩だけど、きっと未来をつくる大事なステップになると、想いを新たにした瞬間です。
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地域創生「岬じまんプロジェクト」を昨年夏にスタートさせてから10カ月。
オリジナルの商品やサービスは、次の写真のようなラインナップがそろい、今春から、関連した取り組みを本格化させていきます。
その一つが、販売益の地域づくりへの還元です。
先行して3月末から、オリジナル珈琲を「皆さまとともに景観をつくる一杯」と位置づけ、水仙収穫体験会(1月末~2月末)の開催などを通して珈琲の販売で得た資金を活用し、花壇の整備に着手してきました。
水仙館前のベンチ横では、ハーブのプランター栽培も拡充。
この実験的な取り組みが地元の皆さまに好評だったことから、5月以降は対象を、岬クリエイターズ関連の全ての商品とサービスに拡大。数値目標も売り上げ高の2%に設定しました。
仕入れ、人件費など諸費用を考えると、企業活動として2%は決して小さな額ではありません。販売益に直接影響する挑戦的なものです。
「越前岬」をキーワードに現在、企画中のあるサービスの開発でも、この点が話題に上りました。
しかし連携する各企業様は、快くこの趣旨に賛同。東京の事業所様からは「私たちの分からぜひ1%を」と申し出をいただいたほどです。
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これからは、岬クリエイターズの全ての商品・サービスで「皆さまとともに景観をつくる商品」だと、より前面に出して、ご案内していきます。
地元4集落でつくる「上岬地区を良くする会」を通じて、景観づくりをはじめ、農業や環境の保全、地域づくりに役立てられます。
2%を還元するとうたったとはいえ、売上の現状ではまだ、ハーブなどの草花の苗を植えるのが精一杯です。
でも、花が少しずつ増えることで、住民の皆さまの心を癒していることに、スタッフは意気に感じ、花壇の手入れに一段と力を入れています。
梨子ケ平など越前岬周辺の高台は、水仙の開花期(11月末~3月上旬)は観光客が、そこそこ訪れます。しかし、それ以外の期間は、上の夏場の空撮でお分かりのように、一面が草で覆われるのみ。来訪者はぐんと減ってしまいます。
年間を通した交流の増加をどう図るかが、活性化の上でも課題となっています。
売り上げの増加とともに、この取り組みが少しずつ広がり、越前岬周辺が年間を通して花に包まれ、多くの交流が生まれることを期待しています。
賛同の輪がたくさんの人に広がるよう願います。
(スタッフ一同)
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