プロジェクト本格始動へ。越前水仙の新しい付加価値商品を企画。交流空間も
投稿者 :TakanoriYamauchi on
岬じまん編集部のある越前町梨子ケ平の名所「千枚田水仙園」では、越前水仙が次々と咲き始めています。
年末に向けてさらに開花が進み、見頃を迎えていきます。
同時に忙しさを増しているのが、集落内の農家の皆さん。
12月は、水仙の切り花のかき入れ時。
つぼみが膨らんだ水仙を、根元の「はかま」の部分から丁寧に摘み取っては、関西など大都市圏の花卉市場へと送り出していきます。
☆☆☆
実は、編集部では、越前水仙が開花する12月のこのタイミングを、プロジェクトの基盤であるオンラインショップやSNSページ、情報紙といった各種ツールを立ち上げ、稼働を本格化させる目標としてきました。
情報紙でいうなら、これまでがプレ創刊の準備期間で、水仙の咲くこのタイミングからが創刊。
プロジェクトの本格始動です。
さらに編集部を置く棚田水仙館では、秋からの準備期間中、施設内にテーブルを置くなどしながら手作業でコワーキングスペースへと模様替え。
活用が課題となっていたこの施設に、編集部兼交流空間として新しい息を吹き込みました。
その名も「岬コワーキングスペース」。
編集・発信活動はもちろん、連携候補となる企業様との打ち合わせを行うなど、活用が始まっています。
玄関先の駐車場には、集落で使われなくなっていたベンチを置いたほか、ハーブのプランターを住民の皆さんと設置し、ウェルカム感を演出。
そうしたところ、県内外からドライブに訪れた家族連れなどが休憩に立ち寄っていただくケースも出始めています。
ベンチとプランターという、ほんの小さな仕掛けが、車を降りてみようと意識づけるきっかけになってくれたようです。
また、千枚田水仙園のほぼ中央の道路沿いにあって、海も望めるという、棚田水仙館の立地条件も、うまく生かして、交流につなげていきたいものです。
☆☆☆
プロジェクトで目指すのは、地域の資源の本来的な魅力を見つめ直し、その担い手であるクリエイターの皆さまと手を携えて、新しい価値を伴った商品やサービスとして磨きながら、消費者の皆さまに提案し、発信していくこと。
それによって、新しいファンや「つながり」を築き、経済性とともに活性化に導くことです。
そこで、プロジェクトの本格始動を受けた商品を、この梨子ケ平を舞台に、新たに企画しました。
梨子ケ平の農家と消費者の皆さまを直接的につなぐ「農家の顔の見える水仙の切り花」です。
既に商品としてアップしましたので、詳しくは、このオンラインショップのコレクション欄をご覧ください。
商品を市場へ提案するだけではなく、この地でリアルに資源の魅力を体感いただく観光的なサービスやイベントも、あの手この手で企画していく計画です。
そのように今後、産学官民の取り組みをさまざまな角度から築いていきます。
応援いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
この投稿をシェアする
- タグ: 新商品